なぜ今 自然葬なのか

現在、私達の先祖はお墓の中に眠っています。
 亡くなった先祖は火葬され、遺骨となって骨壷の中に閉じ込められて納骨堂に収められています。

 先祖代々の家墓があり、子孫である私達はお墓掃除や先祖供養等しながら守り続けて行かなければなりません。

 これが現在の家墓制度ですが、まだ歴史は浅くて江戸時代末期から習慣化され、
 本格的に始まったのは明治時代の後期からと言われています。                  

 それ以前の歴史的には自然に還す!と言う意味で土葬が主流だったと考えられます。


その中で、今どうして自然葬儀が見直されてきたのでしょうか。
 1)現在の家族制度が核家族化に伴う事で家墓についての意識が低下して来た事。
 2)墓の土地や墓石等は高価であり一般的な家庭では資金的に無理がある事。
 3)少子化の影響で墓を守る習慣が低下し、受け継いで行く事が無理になって来た事。

 以上が主な原因として考えられますが、それらの結果として家墓を伝承する子孫が途絶え、
 その為に無縁仏等も増えてお墓も荒れ、何の為のお墓なのか分からなくなって来ています。
 かえってお荷物になるお墓なんて無いほうが・・・・・と思う事も多くなって来ました。


 この様な社会情勢の中で、今迄の既成概念や、形式や習慣にとらわれずに新しい埋葬法を
 望んでいる人が多くなって来た事が背景にあります。

 そして現在、自然葬が見直されて静かなブームとなって来たのです。


法律的にも散骨は違法ではない。
 墓地ならびに埋葬についての法律は「墓地、埋葬等に関する法律」と「遺骨遺棄罪」刑法190条の2つがあります。
 散骨は法の規制外であり、法務省では「節度をもって葬送の一つとして行われる限りは違法ではない」という見解です。
 厚生省でも「山や海への散骨のような葬送の方法については想定しておらず、法の対象外」としています。


自然葬である散骨式は以上の理由によって今後も益々増えて行くと思われます。